私は音楽がテーマの映画が好きでよく観ていたのですが、この映画はまさしく音楽映画そのものだと思います。
Velvet Goldmine soundtrack est un album que j’ai beaucoup aimé .
Velvet Goldmine soundtrack is the album I liked most .
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自分史上最高のサントラ
当時はこの映画のテーマになっているゲイの世界も、デビット・ボウイ(David Bowie)とイギー・ポップ(Iggy Pop)の音楽や、その二人の関係性についてもまるでわかっていませんでした。
ただ、全体の演出や衣装、音楽がすごく好みだなぁ~と、ただひたすら憧れていました。
グラムロックは特に好きなジャンルではないんですけどね。
映画音楽に関心を持って以来、初めて強烈に心酔したのが ベルベット・ゴールドマイン (Velvet Goldmine) のサントラです。

このサントラこそが、私のその後の趣味嗜好を決定づけたといって間違いありません。
ひょっとしたら日本でこのアルバムを一番聴いたのは私だったりして❕❔
と思うくらいのロングランメニータイムのルーティンCDでした。
未だに日常に欠かせない定番のアルバムとして日々聴いています。
好きすぎてもはや私、このサントラと一体化してますね。
リアルタイムでストーリーの意味がわからなかったからこそ、時間が経てば経つほど映画の面白さがわかってきて、何度観ても、その音楽のグラマラスな個性と陶酔感に圧倒されるのです。
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完全無欠の美
主役のブライアンスレイドを演じる ジョナサン・リース・マイヤース(Jonathan Rhys-Meyers) は今でこそパッとしない俳優ですが、この映画では本当に正真正銘イケメンです。はっきり言います。
完璧な美形だと思います。

マックスウェルデーモンの曲は何回聴いたかわかりません。
「水のように降りてきた 太陽の時代のために」
このシーン、ほんとに衝撃的だったんですよね。
こういう映画のセットを作る人になってみたい!って衝動的に思いました。
ロックスターなユアン・マクレガー
そして、当時から引く手あまたの ユアン・マクレガー (Ewan McGregor) がロックスターを演じています。
イギー・ポップをイメージした役らしいんだけど、、、、
むしろ、カートコバーン(Kurt Cobain)みたいじゃないですか!?
名前も「カート・ワイルド」って。。。
そのユアン演じるカート・ワイルド率いるバンドの登場シーンがすんごくかっこよく見えて、映画館(シネマライズ)で二回観ちゃったんですよ。
しかも歌っている曲は iggy and the stooges (イギー&ザ・ストゥージズ) の tv eye です。
ユアンが歌い出すシーンを何度も観たくなっちゃいまして。
まぁ、歌は上手くないですけどね(笑)
ユアン・マクレガーって、音楽に関わることが多くないですか?
1996年の『ブラス!』(Brass) とか。
『普通じゃない』でも『トレインスポッティング2』(Trainspotting2) でもカラオケしてましたし。
ユアンの裏表
この『ベルベット・ゴールドマイン』についてユアンは、グラムロックなんて大嫌いだと雑誌のインタビューで語っていました。
「○○とか××がやってたやつだろ?」と言ってました。
○○と××の中に入る名前が思い出せないのですが、おそらくデビット・ボウイとイギー・ポップですよね。
ユアンて容貌的に爽やかな笑顔だし優しそうなんだけど、その外見とは裏腹に、気難しい面があるというか、喋るとどうも毒舌というか皮肉屋っぽいんですよね。
見た目と性格が違うんですよ。
「あれっ?そうなの?」と思うようなことをよく言ってるような。
そしてサイン色紙に「F××kin」って書いてたりとか、毒面白いですね。
『普通じゃない』で共演したキャメロン・ディアスについても、「あまり興味なかったけど、なんかマスクに出てた子だろ?」とか。
どこかそっけないんです。
日本の企業である英会話イーオンのCMに出てたことがありますが、単に姿を見せるだけという感じで、当時のイーオンによくあった日本語のダジャレも言っていませんし、他にも日本のCMに出てるんですが、決まりきった演出で英語の台詞しか喋らない印象です。
前々からユアンは反日だという噂がありますが、こういうのを見ると反日というか日本にあまり関心がないように見えます。
でもこのルーツのCMの駅で追っかけられるやつスッゴい好きですね、個人的に。
そして『普通じゃない』の時のインタビューでは、共演したホリー・ハンターがすごくセクシーな女性だったと語っていました。
もともと年上が好みなんですかね。
それか単に年上に惹かれる時期が誰にでもあるということでしょうか。
モテモテだけど硬派で家族第一で妻と娘一筋な印象の俳優さんでした。
あの頃は・・・
マルチ俳優・ユアン
私はユアンの、笑いを含んだ、キラキラした、白人にしては切れ長感のある目が好きです(笑)
そしてロン毛も坊主も違和感なく似合いますね。
ムーラン・ルージュ (Moulin Rouge) の役みたいな髪型とか、このベルベット・ゴールドマインの役のようにロン毛だとソフトで耽美な雰囲気に、短髪だと男っぽく骨太な雰囲気になるギャップがカッコいいです。
ムーラン・ルージュはニコール・キッドマン (Nicole Kidman) もめちゃくちゃ美しいと思います。
ユアンと一緒にバリバリ歌ってますね。
ユアンをそっくりさんサイトで調べると、藤森慎吾とかも書かれてて、そりゃあないでしょお。
どこをどーやったら藤森と似て見えるのか。
あと、セイン・カミュなんて意見も。
セインは目付きとかちょっと似てるかなと思ったのですが小顔すぎますよね。
ユアンの魅力ってあの縦長のゴロンとした?輪郭にもあると思うんで。
イーオンの車内広告見て女子高生が「ケツアゴ」って言ってたし。
上記の二人は投票マイナスのほうが多かったですが、他に似た人物として桜井和寿とか出てました。
一瞬どこが!?と思ったのですが、桜井さんの目だけ隠して顔の下半分を見るとたしかにユアンと似てますね。ホクロも。
若い頃のユアンってかっこいいし、好みだなぁ。
と思ったのは実はつい最近のことでして、自分が観てきた映画ってユアンがよく出演していたということに今頃気づいたのです。
ナイト・ウォッチ (Night Watch)とか、あとスターウォーズ (STAR WARS) も。
ナイト・ウォッチ、PGが付いている映画を観るのは初めてだったし、死体安置所の警備員が主人公ということで当時おっかなびっくり見たんですけど。
大したことないじゃーん。と思っていたらラストである意味、めちゃくちゃ怖いグロい描写があるじゃーないですか。
このナイトウォッチという映画、個人的にすごくおすすめなんですけどTSUTAYAだとVHSしか置いてません。
しかも置いてある店舗は少ないと思います。
でもDVDがアマゾンにありましたよ~!!
【20代前半の頃のユアンが死体安置所(モルグ)の夜警を演じ猟奇殺人事件と闘うスリラーです。怖いもの見たさで観ました】
私は、知らず知らずユアンの出る映画を数多く観ていました。
気がついたら常に側にいた、みたいな感じです。
だから、ユアンの映画を再び観る度、当時のワクワク感を思い出し、さらにユアンに惚れ直し、また演出に惚れ直し、監督に惚れ直し、そして映画全体に惚れ直すという感じです。


憑依型俳優クリスチャン・ベール
ベルベット・ゴールドマイン。
新人だったジョナサン・リース・マイヤースが「日本でも超美形スターとして大人気になること間違いなし」と書かれていましたが、新人の彼以外はなかなかの演技派ベテラン勢で固めています。
ジョナサンのその後は・・・微妙でした。現在の状況も…
あれだけのイケメンなのに残念でしたね。
クリスチャン・ベール (Christian Bale) が、照れながらもおそるおそるバンドTシャツを着て得意気に街を歩いてみるシーン、すごく共感できるような気がしました。
音楽やファッションに目覚めた10代あるあるみたいな。
私はこの映画で初めてクリスチャン・ベールを知ったのですが、そのシーンを観た時からもう無意識にその類い稀な演技力に引き込まれていたと思います。
この映画で最も好きなのは実はベールかもしれないと最近気づきました。
きちんとメイクしたらユアンやジョナサン以上の美形に仕上がると思うのに、未熟なグラムロック男子を演じるためにわざと陳腐で浮き上がっているようなメイクをしているのも芸が細かいですね。
美しすぎるメロディーと歌詞
そこで流れる曲 「HOT ONE」も最高です。
マックスウェルデーモンの曲の次に好きです。
メロディーの美しさに耽溺して何気なくいつも聴いていたのですが最近、歌詞の訳を確認してみて、その流麗さに惚れ直しました。「宇宙船で金星から太陽まで」なんて。
「The Ballad of Maxwell Demon 」も 「HOT ONE」も、Shudder to Think というアメリカのバンドが歌っている曲です。
全然有名じゃないバンドですが、ものすごく陶酔感のあるボーカルの声がグラムロックの世界に完全にマッチしています。
この2曲、映画オリジナルの曲ってとこがすごいですね。
オリジナル曲のレベルが非常に高いという点もこのサントラの評価の高さにつながっていると思います。
ユアンとジョナサン
ユアンは共演したジョナサンとはお互いライバル心剥き出しだったそうで今にも取っ組み合いになりそうな勢いだったそうです。
私がユアンという俳優の何に最も惹かれたかというと、作品と役によって絶妙にキャラクターと演技を変えていくその役作りの上手さなんですよね。
(クリスチャン・ベールの方は上手いなんてもんじゃなくて怪物レベルに凄いのですが、それはまた後ほど書きます)
私はそういう俳優が好きなのですが、日本にも何人かそんな感じの俳優がいらっしゃいます。
これまた音楽が題材の「デトロイトメタルシティ」でミュージシャンを演じた松山ケンイチなんか、そう思えました。日本のカメレオン俳優って言われてますね。
めっちゃ悔しい
ところで昔、オリンピックの金メダリストで、「めっちゃ悔しい!」で話題になった田島寧子さんていましたよね。
あの方が「引退後は女優を目指したい」って本気で言っていたの覚えていますか?
もうあちこちでボロクソに叩かれていたんですが。
当時ラジオに彼女が出演していて、「(女優を目指す上で)目標としたい人は誰ですか?」と聞かれた時、「ユアン・マクレガーさん」と答えていたのです。
「スターウォーズにも出ている人で・・・」と嬉々として詳しく語っていました。
女優になりたいのに男優の名前を挙げるの??と一瞬違和感を感じたのですが、今思うと、彼女はみんなが想像したように女優になってキラキラチヤホヤされたいという軟弱な気持ちではなく、意外と真剣に演技がしたいと思っていたのかもしれませんね。
だから演技派のユアンに憧れていたのだと思うんです。
田島さんはその後、連ドラにちょい出たらしいですけど、消えましたね。
10年くらい前、写真週刊誌に撮られていた記事では「事務の派遣社員として働いている」とありましたけど。

デビット・ボウイとの確執
この映画、明らかにデビット・ボウイとイギー・ポップそしてグラムロックムーブメントを扱っていますが、当のデビット・ボウイ本人には認められなかったようですね。
キャッチコピー的に、「ボウイに認められなかった映画」として紹介されていることも多いです。
後半の方にトミー・ストーンというボウイをモデルにした登場人物が出るのですが、どうやら楽曲提供の拒否も含めそこに理由があるようですが・・・
たしかにジョナサンはボウイとは容姿の系統もぜんぜん違いますし、ボウイのファンからしてもイマイチ認められない面も多いようです。
グラムロックとかボウイのことをよく知らない私にとっては全く問題なかったのですが。
ちなみに私はこの映画を何度も観ていますが、男同士のキスシーンなどがたくさん出てくるところに違和感を感じたことは不思議と一度もありません。
他の映画だとエッ?と感じることもありましたが、この映画に関しては、最初に観た時から、男女のキスシーンと同じような感覚で捉えていた記憶があるのが不思議です。

というのも、プラシーボ (Placebo)、パルプ(Pulp)、トム・ヨーク (Thom York)、ティーンエイジファンクラブ (Teenage Fanclub) など90年代ブリットポップミュージシャンらがグラムロック風の曲もしくはアレンジされたカバーを歌っている印象が強かったからです。
だから現代的ですっきりと垢抜けた仕上がりになっており、ブリットポップ大好きの自分としては、のめり込める要素だらけのサントラです。
でもエンディングに、デビット・ボウイの「Velvet Goldmine」を使いたかったんだろうなぁ。
ま、いろいろあったようですけどトッド・ヘインズ監督がボウイに対する皮肉をこめてスティーヴ・ハーレイ&コックニーレベル (Steve Harley & Cockney Rebel) の「Make Me Smile」をエンディング曲として選んだそうですが、これがとってもいい曲なのです。
この映画の雰囲気にはむしろこっちが合っています。
“ベルベット・ゴールドマイン” サントラ
1.ニードル・イン・ザ・キャメルズ・アイ
2.ホット・ワン
3.20thセンチュリー・ボーイ
(T-REXの非常に有名な曲です。映画「20世紀少年」のテーマにもなっています。)
4.2HB(ハンフリー・ボガードに捧ぐ)
5.T.V. アイ
6.バラード・オブ・マクスウェル・デーモン
7.ホール・シバング
8.レディトロン
9.ウィー・アー・ザ・ボーイズ
PULP(パルプ)の曲です。
10.ヴァージニア・プレイン
11.人格の危機
12.サテライト・オブ・ラブ
13.ダイアモンドの牧場
14.ビターズ・エンド
15.ベイビーズ・オン・ファイアー
ジョナサン・リース=マイヤースの歌です。
(ユアンとのキスを撮られる場面で切り裂くように流れます。)
16.ビター・スウィート
17.ヴェルヴェット・スペースタイム
18.転落
ラストを飾る、The Venus in Furs のグラマラスな歌声とメロディに包み込まれながら天に昇るような美しい曲&美しいシーンです。
コックニーレベルの原曲は静謐な感じです。
19.メイクミー・スマイル
(この曲は、映画「フルモンティ」(Full Monty)のサントラにも入ってます)
あと、動画はないけど、トム・ジョーンズ&ロビー・ウィリアムズ (Tom Jones & Robbie Williams) によるカバーもなかなかですよ、メイク・ミー・スマイル。

ベルベット・ゴールドマイン VELVET goldmine
1998年 イギリス 124分
監督 トッド・ヘインズ
キャスト
ユアン・マクレガー(カート・ワイルド)、ジョナサン・リース=マイヤース(ブライアン・スレイド)、クリスチャン・ベール(アーサー・スチュアート)、トニ・コレット(マンディ・スレイド)、エディ・イザード(ジェリー・ディヴァイン)
内容(あらすじ)
1984年、ニューヨークの新聞記者アーサーは、かつてロンドンを席巻し、その後失踪した伝説のロック歌手ブライアン・スレイドについて調査を依頼される。
実はアーサーは若い頃ブライアンの熱狂的ファンであった。


