【逃走中】ラン・ローラ・ラン【香水】パフューム・ある人殺しの物語

 

 

私は90年代っぽいシンプルな雰囲気や演出が好きです。

J’aime les films et la musique des années 90.

J’aime particulièrement les femmes qui jouent aux cheveux roux .

I like movies and music of the 90’s .

I especially like women playing red hair .

シンプルで中性的な90’S

映画や音楽も90年代のものが特に好きなのですが、90年代の後半というか末期の時期の作品に好きなものが多い気がします。

おそらくそのくらいの時期に映画をたくさん観るようになったからでしょうね。

音楽も90年代後半の洋楽に傾倒していました

90年代って、他の時代と違い服装も髪型もとにかくシンプルなんですよ。

なんかこう、ツヤッ、キラッとしてカジュアルながらもインパクトがあるような。

中にはストリートやグランジ系の格好もありましたけど、わりとスッキリとした見た目で、今よく見かけるふわふわしたガーリーな服など一般的ではありませんでした。

中性的なファッションや髪型も人気でした。

2000年代に突入するといきなりフリフリの下着みたいな服が流行ったり、髪型もふんわりしたレトロな感じのが主流になってきて、髪を明るい色に染めるのも当たり前のことになりました。

私が好きな90年代の映画は、以前に取り上げた「普通じゃない」や、「オースティンパワーズ」(Austin Powers)などが思い浮かびます。

「トレインスポッティング」(Trainspotting)もカッコいいと思っていたんですが、さすがに今観ると映像が古い!と思ってしまいます。

 

レッドヘアに目が釘付け

私が90年代末のファッションについて思うのは、ショートヘアやボブの髪型が多いということです。

しかもなぜか、赤い髪 が多い。

「フィフス・エレメント」(Fifth Element)をはじめ、「チューブテイルズ」(Tube Tales)とか、ヒロインもしくはスクリーンにちょこちょこと赤いもしくは赤系の髪の女性が登場することが多いです。

フィフス・エレメントにブルーのヘアで出演しているスーパーモデルのシビル・バック(Sibyl Buck)も、赤い髪のモデルとして有名でした。

肌が白くスタイルが抜群なので赤が映え、とても綺麗でした。

 

 

音楽の世界でも、ガービッジ(Garbage)のシャーリー・マンソン(Shirley Manson)などが赤いヘアで有名でした。

 

 

ドイツの街を赤髪の女性が走り抜ける!ラン・ローラ・ラン

その中でも、最大級に真っ赤っかの髪の女性が登場するのが

ラン・ローラ・ラン (Lola Rennt) ですね。

この映画、公開前からヒロインの赤髪が強烈に目を惹いていました。

彼女の着ているブルーのタンクトップがさらに鮮やかに見えます。

ローラ役のフランカ・ポテンテ(Franka Potente)は、この赤色を落とさないように撮影期間は一切髪を洗わなかったそうです。

あんだけ走って汗だくでしたでしょうにスゴ~い😵

そしてなぜか羽賀研二が宣伝担当だったのです!

当時羽賀研二は梅宮アンナを借金の保証人にして借りた金を返さないとか梅宮辰夫が交際を大反対しているとかで連日のようにワイドショーを賑わせていました。

『ラン・ローラ・ラン』のヒロインローラも、彼氏が急にお金が必要になったので必死で工面しようとします。

羽賀研二がCMに起用されたのも理解できますね。

まぁ、その彼氏は真面目な人で、本当にお金が必要になったので頼みの綱でローラに助けを求めたという設定なので羽賀研二とは違いますけどね。

この映画、ひたすらローラが走ってるのですが、時系列に特徴がありまして、「もしこうなっていたらこうだった」みたいな演出になっています。

途中でアニメに変わる部分もあったりしますが、その辺の繰り返しが今観るとちょっとだらだらした展開だなと思うところもなくはないです。



走り抜けるBGMはもちろん・・・ドイツテクノだ!!

音楽は全体通して(ドイツ)テクノです。ドイツ映画なので。

このサントラは~・・・・ジムでランニングマシーンで走ってるときに最適かな。

 

 

 

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エピックソニー

【心地よいダンステクノに乗ってローラのように走ってみては?前半がオリジナル・後半がリミックスのサントラです】

 

ラストシーンで見られる、ローラの安堵した顔が好きです。ホッとさせます。

監督は トム・ティクヴァ (Tom Tykwer) なのですが、私が見たところ、この監督の作品って日本だといまいち評価が高くない印象があるんですよね。

なんとなく小馬鹿にされてることも多い気がするんですよ、この監督の映画。

そう感じる映画がもうひとつあります。

 

禁断の美を追い求める

2006年のドイツ・フランス・スペイン合作の パフューム ある人殺しの物語 (Perfume: The Story of a Murderer)

 

パフュームある人殺しの物語 サントラ CD

 

 

私は大好きな映画でして、個人的ベスト10に絶対入れたい映画なんですけど。

18世紀のフランスに生まれた天才的な嗅覚を持つ男グルヌイユが、自分の目的を果たすためにアレコレやって人々を陶酔させることができたのですが最後は・・・みたいなストーリーです。

冒頭の市場のシーンからパリ市街の不潔さ陰鬱さがすごく感じられ、馬車で通る上流階級の人々との対比がくっきりと浮かび上がります。

この作品にも赤い髪のロングヘアの女性が登場します。

 

パフュームある人殺しの物語 サントラ CD

 

 

パフュームある人殺しの物語 サントラ CD

 

その女性の匂いの虜になった主人公は匂いの再現に取り組みます。

幼少期や若い頃のインパクトある体験がきっかけとなりそれを追い求め続けるのって職人とかアーティストの基本じゃないですか?

そういう職業ではない私にもそういう部分はありますね。

 

パフュームある人殺しの物語 サントラ CD

 

18世紀のフランスって、日本ではベルサイユのばら等でマリー・アントワネットを始めとする宮廷貴族の華やかで豪華絢爛な生活が描かれることが多いので、この映画のような光景を観ると、大半のフランス国民はひどい生活をしていたということがわかります。

 

パフュームある人殺しの物語 サントラ CD

 

想像力を全力で駆使して嗅ぎ取ろう

スクリーンを通して、あのような状況を作り出す香りは、一体どのような匂いなのだろう❕❔

と、本当に想像力をかき立てられます。

香水じゃなくてひょっとしてそれ麻薬かよ?!とも思わせます。

ライブ会場で観客が陶酔してる光景にも似てる。

香りを作り出した張本人のグルヌイユは、香りに全く影響されることがないのも、まぁ、プロ根性、天才の象徴というかなんというか。

それを唖然としながらも冷静に見ているダスティン・ホフマンの場所までは香りは届いていないんだなーとも思います。

 

パフュームある人殺しの物語 サントラ CD

 

 

ラン・ローラ・ランは羽賀研二でしたけど、こっちは故桜塚やっくんが宣伝担当でした。

やっくんの体臭を抽出した薔薇が特典だったんですって。

知らなかった・・・今となってはその薔薇はやっくんの形見ですね。



はまり役ベン・ウィショー

グルヌイユを演じた ベン・ウィショー (Ben Whishaw) は最高です。

グルヌイユ役は彼以外に考えられません。

 

世界的ベストセラーの原作

原作は 香水 ある人殺しの物語 (Das Parfum – Die Geschichte eines Mörders) というドイツの小説です。

この小説は46ヶ国語に翻訳され、全世界で1500万部のベストセラーになりました。

そのため映画化にあたっては、マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)、スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)などが奪い合ったと言われています。たしかスタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)もだと言われていた気がします。

内容は映画とは印象がちょっと違いますが面白い小説でした。

 

香水 小説 パトリック・ジュースキント 本

 

 

 

 

音楽も、静かな中にも確かな情動が感じられるようなクラシックです。

 

 


【ベルリンフィルハーモニーによる静謐ながらも壮大なサントラです】

 

 

この映画の魅力は、主人公の純粋さと、美の極致を表現しきったところにあると思います。

そのシーンひとつひとつが、美の追求に向かう鬼気迫る瞬間を捉えています。

それなのに他の国での評価は知りませんが日本ではどういうわけかストーリーや主人公が滑稽に捉えられていることも多いんです(笑)

ラン・ローラ・ランも、ただ走ってるシーンが続くだけで面白くない、アニメに変わるところなど所々が古くてダサく感じるなどの評価をよく見かけます。

まぁたしかに、ローラの髪が真っ赤じゃなかったらちょっとインパクトに欠けてるでしょうね。

フランス語を学んでいる私からすると、パフュームは舞台と題材的にとても引き込まれる作品ですし(台詞は英語ですけど)、ラン・ローラ・ランはたしかに大きく盛り上がる映画ではありませんが、地味ながらもスリルのある設定、展開に惹かれました。

あと、なんといっても 赤髪 が最高です❤(^-^)v

そんなこんなで90年代好きが思い起こす映画や映画監督、音楽は他にもたくさんありますので今後もちょこちょこと語っていきたいと思います。

 

 

 

パフューム 評価

 


 

 

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ポニーキャニオン

 

ラン・ローラ・ラン   LOLA RENNT/RUN LOLA RUN

 

1998年 ドイツ 81分

 

監督 トム・ティクヴァ

 

キャスト

フランカ・ポテンテ(ローラ)、モーリッツ・ブライプトロイ(マニ)、ヘルベルト・クナウプ(ローラの父親)、ニーナ・ペトリ(ユッタ・ハンゼン)

 

内容(あらすじ)

10万マルクをなくし、正午までに金を用意しないと殺されると恋人マニから電話を受けたローラは家を飛び出し、金を工面するためベルリンの町をひたすら走る。

 


 

 

 

パフューム ある人殺しの物語   Perfume: The Story of a Murderer

 

2006年 ドイツ 147分

 

監督 トム・ティクヴァ

 

キャスト

ベン・ウィショー(ジャン=バティスト・グルヌイユ)、ダスティン・ホフマン(ジュゼッペ・バルディーニ)、アラン・リックマン(リシ)、レイチェル・ハード=ウッド(ローラ)

 

内容(あらすじ)

18世紀のパリ。悪臭漂う魚市場に産み落とされたジャン=バティスト・グルヌイユは、数km先の匂いまで嗅ぎ分けることのできる驚異的な嗅覚を持っていた。ある晩、街ですれ違った赤い髪の少女の香りに夢中になる余りに少女を殺してしまう。それをきっかけにグルヌイユは調香師として禁断の香水作りに没頭していく。

 

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