しばらくフレンチポップスから遠ざかっていた気がするのですがたまたま気分をハッとさせる曲に出会いました。
フランスのロックバンド、ノワール・デジール (Noir Désir) の「666.667 club」というアルバムを聴いていて (そもそもなんと読むんでしょうかねこのアルバム名…シスシスシス…なんとかなのかな)、Un jour en France という曲に耳が奪われました。

強烈なエモーション
聴いた瞬間、ものすごい「感情」が感じられたのです。
同じくフレンチポップスの Saez の歌い方にも似ているなと思ったのですが、もっとエモーショナルで情念のこもったフランス語がひどく印象的です。
アルバムのジャケの眩しいまでの青空が、この曲の躁鬱的なコントラスト感をさらに際立たせているような感じがします。
調べてみるとこのノワール・デジールというバンド、ボーカルの ベルトラン・カンタ (Bertrand Cantat) が交際相手殺人で逮捕されています。
その相手というのが「パリに見出だされたピアニスト」の主演俳優 ジュール・ベンシェトリ の母親である女優の マリー・トランティニャン なのです。
不謹慎ですが愛憎で人を殺すだけあって、とにかく怨念すら感じられるほどの強烈にエモーショナルなボーカルだと聴いただけで感じたので、色んな意味で只者じゃないと思いました。
そして暗然たるメロディにここまでの深い呪詛的な激情感を結びつける言語はやはりフランス語以外には考えられません。
歌詞の内容は政治的なものらしく極右政党のことを歌ったものらしいです。
そしてなぜかPVが日本を舞台にしていることで有名のようです。
たしかに日本人みたいなのがたくさん出ていますけど、なんだか日本じゃない感じもしますね。
個性的なボーカルと意味深な映像でシュールな仕上がりになっています。
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