シネマート新宿で音楽の映画を観ました。
新宿三丁目にあるこの映画館、ずいぶん前に変わったようで、ここって旧新宿文化シネマだったんですよね大昔。




サブカルっぽいコアな感じの映画を多く上映してそうな映画館ですが、客席に入ってみるとまるでライブ会場のようにかなり広いし席もたくさんあるしスクリーンも大きいし、う~んなんか見覚えがある、98年にドーベルマン観たのここだっけ??なんて思いつつアップルパイソーダなんての飲んじゃったりでもそれちょっとバニラくさくてしつこかったです。


今回の映画『ザッパ』(ZAPPA) は、60年代から実験的・先駆的なロックのディスコグラフィを築き上げ、93年に52歳で死去したアメリカのミュージシャン、フランク・ザッパ (Frank Vincent Zappa) の大型ドキュメンタリー映画です。
ザッパは政治や宗教や社会・経済に対して批判的な意見を述べることも多く、反権力の思想の持ち主であったことから教会や警察に目を付けられ、コンサートを阻止されたりラジオで放送を禁止にされるなどの仕打ちを受けながらも言論の自由を掲げ貫き、商業主義・商業的成功とは別次元の存在としてビートルズ、デビット・ボウイ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、トム・ウェイツなどのミュージシャンに多大な影響を与えています。
この映画にはビートルズのメンバーおよびオノヨーコとの共演シーンも収められています。
日本ではビートルズより知名度は低いですが紹介文を読むだけでもなんか只者じゃないですよね、ほんと。
2011年にローリングストーン誌が選んだ「史上最も偉大な100人のギタリスト」の22位に選出されています。
そして88年にはグラミー賞の最優秀ロック・インストゥルメンタル賞を受賞、死後の97年にはグラミー賞特別功労賞生涯業績賞しています。
本人はそういう受賞などに関しては無頓着だったみたいですけどね。
ザッパについて私は曲も聴いたことがなくほとんど知らなかったのですが「ザッパ狂」という言葉をよく見かけたことがあったのでなんだか一般には理解されないがとてもカリスマ性のあるアーティストなんだろうなとは思っていました。
音楽性としては壮大な音響で陶酔感のあるギターサウンドのロックなのですがドラッグはやっていないと断言していたようです。
最初に書いたのがロックでなくオーケストラの曲だというのも鬼才としかいいようのないエピソードです。
2019年の映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の題材にもなったカルト教団の教祖チャールズ・マンソンがザッパの自宅の裏に店を出したようだとザッパ夫妻が不気味がるというシーンもありました。
なんかいかにも60年代後半~70年代前半っぽいですねー。
日本でいうならオ◆ム真理教が自宅近辺に店を出したみたいな感じでしょうね。
映画は二時間以上ですが音響の迫力が本当に素晴らしく、リアルにライブを観ているようでした。
ザッパの自宅の地下に手つかずの資料がたくさんあるシーンから始まるんですけどね。
ザッパ自身は絵も描いていて、最初はグリーティングカードみたいなカードのイラストを描いていたみたいです。
それがまたけっこう小洒落たイラストで、実験的に自分の考えた言葉(歌詞)を入れたりもしていたそうです。
身長も高くて整った顔をしていると思うのですが、祖先にめちゃくちゃ色んな国出身の人がいるようです。イタリアとかフランスとかドイツとかアラブなど。
見た目濃くてアラブの血筋が入ってそうだなと思ったらやはりその通りでした。
混血が進んだ顔というのは美形になるといいますしね。
数えきれないといっていいほどのディスコグラフィを残したフランクザッパのいちばんの名盤は「ホット・ラッツ」というアルバムのようです。
彼の所属していたバンド「ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション」としてではなくソロの2作目にあたるアルバムだそうで、アメリカよりもイギリスでとっても高く評価されたんだそうです。
たしかにザッパの奏で出す音って色んなテイストが集まって独特の甘美なトランス性を感じさせますもんね。
GWの只中に久々に観た、迫力ある大作ドキュメンタリー音楽映画でした!
ザッパ ZAPPA
2020年 アメリカ 128分
監督 アレックス・ウィンター
キャスト
ブルース・ビックフォード、パメラ・デ・バレス、バンク・ガードナー、デイヴィッド・ハリントン、マイク・キニーリー、スコット・トゥニス、ジョー・トラバース、イアン・アンダーウッド、ルース・アンダーウッド、スティーヴ・ヴァイ、レイ・ホワイト、ゲイル・ザッパ