80年代のアメリカのセレブの闇を描いた2008年の映画、インフォーマーズ・セックスと偽りの日々 (The Informers) を観てみました。
The Informers est un film sur l’obscurité et le faste des célébrités hollywoodiennes des années 80.
The Informers is a movie about the darkness and glitz of 80’s Hollywood celebrities.
日本では劇場未公開ということで、ちょっとB級映画っぽいけどキンキラ・ケバケバしたアメリカンゴージャスな雰囲気に惹かれました。
80年代が舞台の2000年代の映画ってけっこう多いんですけど・・・たとえばアメリカン・サイコなんかは観ていると本物の80年代映画にしか見えません。
が、この映画はあまり80年代っぽさは演出できていない気がしますね。
ハリウッドお騒がせ女優の一人として認知された アンバー・ハード (Amber Heard) がかなりセクシーな役をやっている映画です。
他にもキム・ベイシンガー (Kim Basinger) やミッキー・ローク (Mickey Rourke)、なんとアナウンサー役に ウィノナ・ライダー (Winona Ryder) など、意外と豪華キャストであり、2008年に急死した ブラッド・レンフロ (Brad Renfro) の遺作となった映画でもあります。
ステレオタイプな白人だらけ
まずちょっと驚いたのが登場する人物のほとんどが金髪碧眼の典型的なアングロサクソン系白人ばかりだということ。
女性は金髪のロングヘアで男性は日焼けして筋肉鍛えて金のアクセサリーしてるみたいな、ぶっちゃけ白人による白人のための白人映画です。(よね?)
黒人は見当たらなかったし、アジア人はお店の給仕係として映るだけです…
映画業界のセレブ達がドラッグに溺れ落ちていく、という流れなのですが、アンバー・ハードは中でもとりわけ派手でチャラチャラした女性として登場します。
やはり「ブロンドの美人=頭の弱いセックス好き」のように枠にはめて見られてしまうのでしょうか。
本人はそういう「美人」役はもうやらない、と公言していましたが。
ジョニデと共演したラム・ダイアリーでも突っ立ってニッコリ微笑むだけのセックスに奔放な愛人役でした。
しかし、この作品ではそんなアンバー・ハードの妖しいまでのセクシーさと超越的美しさを楽しめることができます。
観ていると、大統領選に当選した時、トランプ大統領の周りにいるのが金髪ロングヘアの白人女性ばかりだったのを思い出しました。
アメリカという国のリッチさ、成り上がりの集まった雰囲気を堪能できます。
でもこの作品、特に男性がみんな似たような顔に見えて区別がつかないんです。
ブラッド・レンフロってどこにいる?若い男性かな?と思っていたら、地味に登場するもっさりと太った男性がそうだったんですね。
亡くなる直前は薬のせい?か少年時代とはかけ離れた雰囲気になっていますね。
12歳で子役デビューした彼がヘロインの過剰摂取で亡くなったというのがこの遺作のストーリーと重なって見えてしまい、これまたハリウッドの闇を感じさせます。
リッチな80年代ニューヨークの雰囲気を盛り上げるロック
オープニングでは、スコットランドのバンド、シンプルマインズ (Simple Minds) の ニュー・ゴールド・ドリーム(New Gold Dream)
アンバー・ハード達が裸で戯れているシーンでは
ジェイソン・フォークナー (Jason Falkner) のオンリー・ユー (Only You)
なかなか愁いを感じさせる曲です
エンディングでは、MYXD の Cixelsyd
ダンス・エレクトロニックの音楽がけっこう流れてました
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インフォーマーズ セックスと偽りの日々 THE INFORMERS
2008年 アメリカ・ドイツ 98分
監督 グレゴール・ジョーダン
キャスト
ビリー・ボブ・ソーントン (ウィリアム・スローン)、キム・ベイシンガー (ローラ・スローン)、ミッキー・ローク (ピーター)、ウィノナ・ライダー (シェリル・ムーア)、ブラッド・レンフロ (ジャック)、クリス・アイザック (プライス)、ジョン・フォスター (グレアム・スローン)、アンバー・ハード (クリスティー)、リス・エヴァンス (ロジャー)
内容(あらすじ)
1980年代前半のハリウッド。映画プロデューサーのウィエイアムは、別居中の妻ローラに復縁を求めつつ愛人のシェリルとの関係も続けていた。一方のローラは息子グレアムの友人と不倫しており、グレアムは恋人クリスティーの奔放すぎる異性関係に悩まされていた。
