私が東映や日活の映画にはまるようになったのは、昭和以前の日本の大衆的な映像美を確認したかったからといってよいかもしれません。
と言うとちょっと堅苦しい印象かもしれませんが
きっかけは・・・かなり前になりますが旧・日仏学院(現・アンスティチュ・フランセ東京)で、日本のアングラカルチャーみたいななんとも怪しげな展覧会をやっていました。
ちょっと気持ち悪いというかおどろおどろしいというか、けど好奇心をくすぐられる展覧会でした。
その時、そこの図書館にマイナーなSMっぽい写真集とか倒錯した雑誌とかそういう珍しい本がたくさんおいてあったのです。
その中で東映ポルノなどの日本映画も紹介されていて、海外でもけっこう人気があるようなので興味を持ちました。
特に外国から見た日本人女優のセクシーさを探求したいと思い、映画や本などを集めてみました。



私もともとわりと古い美人とか好きなんですけど、あの時代の女優って今の時代とは違う艶っぽさがありますね。
一部の本当の美人が席巻していた時代といいましょうか。
東映ポルノや日活ロマンポルノの作品を観てみたのですが、中でも女番長シリーズが一番インパクトがあり、野良猫ロックなんかはデビュー間もない?頃の和田アキ子などが出演しており、70年代のファッションが印象的で気に入ってしまいました。
スケバンの新鮮さ
73年の女番長(スケバンと読むようです)がシリーズ最初の作品なんですが、まあ言葉遣いもなかなかのズベ公テイスト全開なのです。が、今の時代からみるとむしろ上品な響きに聞こえます。

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よく「邦画って声が小さくて何言ってんのかわからない」という意見を聞きます。
しかし、この時代の東映映画は現代の映画に比べ非常に音声がはっきりしていて聞き取りやすく、効果音も大袈裟ながらその明快な演出にとてつもない爽快感と新鮮味があります。
ストーリーも、やっぱりすごーくおもしろーい!!!
この前見直してみて、こういう70年代の不良映画やっぱり好き!って思いました。
普段洋画ばかり観ていると昔のハッキリした日本語の映画がわかりやすくて、もっと観たくなります。
ラストも毎回爽快です。
池玲子と杉本美樹、どちらも女優として出演しつつ歌も歌っています。
【杉本美樹の迫力あるボーカルと70年代のやさぐれ不良モード溢れる東映ピンキーバイオレンスのBGMをまとめて聴ける一枚です】

この二人のタイマンシーン、超カッコいいです。



グラマー番長・池玲子とクールビューティ・杉本美樹
個人的には杉本美樹のクールなかっこよさに惹かれたのですが、不良姉御伝での池玲子の日本刀の似合いっぷりにもビビりました。


二人とも現在は引退しているようですが、映画マニアの間では伝説的な存在になっていて、海外のタランティーノやロバート・ロドリゲスのファンが支持しています。
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その後の話
現在は二人とも結婚して一般人となっているようです。
池玲子は逮捕されたりと色々あった後、芸能界から退いたようですが、元野球選手の実業家と結婚して子供が二人いるという説が有力ですね。
バスの中での目撃談もあるようです。
その結婚相手が金子勝美という方らしいのですが、同姓同名の方がいるのか、野球選手からニュースキンの社長になった方でプロゴルファーの娘がいる方とは別人だとかいろんな説が流れています。
でも、プロゴルファーの金子絢香さんという方、すごく池玲子に似ていると思います。
娘っぽいけどな~。
杉本美樹も、幼なじみの商社のエリートサラリーマンと結婚されたということです。
年齢的にも孫がいるかもしれませんね。

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東映のバイオレンス女優たち
この時代に東映ずべ公映画で活躍したのは他に「だーめよーダメダメ」を歌った大信田礼子や、夏純子などがいます。

作曲家・都倉俊一の元妻、大信田礼子のアルバムは聴いていると70年代のやさぐれた女性の情熱的な世界観に耽溺してしまいます。
70年代のメイクや髪型って、黒髪ストレートロングにマットな白肌だったり、アイラインや眉も普通の太さで、今の時代でもまったく違和感ありませんし、60年代や80年代のようなクセもなく、最もナチュラルでありながら女らしい色気も感じさせるので私はいちばん好きかな。
とてもセクシーでスカッとするシリーズで、配信で簡単に観れるし、TSUTAYAのレンタルにもたくさんありますので抵抗持たずに観てみてください。

女番長 スケバン
1973年 日本 86分
監督 鈴木則文
キャスト
杉本美樹、太田美鈴、丘なおみ、一ノ瀬レナ、宮内洋、荒木一郎、池玲子
内容(あらすじ)
関東からの流れ者・関東小政 (杉本美樹) と大阪は梅田のスケバン・学ラン摩耶 (池玲子) がタッグを組み、ヤクザ組織にいためつけられながらも復讐をはたそうとする。




