先日、アリータ バトル・エンジェル (Alita: Battle Angel) を観ました。
3Dだったのですが、前列の方だったので目が疲れました。
J’aime Machete et Grind House parmi le film de Robert Rodriguez.
Parce que je ressens c’est très mexicaine et c’est avoir le climat de séries B.
I like Machete and Grind House in the movie of Robert Rodriguez.
Because I feel this is very Mexican and this is very B-movie.
CG感はすごい
内容は、CGですごく加工された(しすぎた?)俳優と、CGで作られた背景が印象的で、そういったCG特有の冷たいスピード感を感じさせる作品でした。
音楽は、そんなに主張するようなものではなく、クラシックっぽい感じでした。
全体的に、私の好みではない(笑)ダークでじめっとした雰囲気で、バイオハザードとかマトリックスみたいな仕上がりの映画だと思いました。
ザ・メキシカンなロバート・ロドリゲス
私がロバート・ロドリゲスに関心を持ったのは、マチェーテ (Machete)、マチェーテ・キルズ (Machete Kills)を観てからです。
クエンティン・タランティーノと交流が深いということで、テイストも似ているし、マチェーテのオープニングでキャストの写真と共に歓声と拍手が流れたりする演出(そういう設定ができるDVDでした)も相まって熱くラテン系っぽいと感じました。
ロバート・ロドリゲスの映画を観ていると、メキシコがいかに治安が悪く危険度の高い国であるかわかります。
(ピースボートで降りたアカプルコは平和な雰囲気の町でしたけど)
車に乗っている一般人がバーン!と一発でやられちゃいますからね。
そういうシーンをストレートに入れちゃうのがリアルですね。
マチェーテの音楽はなかなかですよ。
マチェーテのサントラ盤は発売されておらず、映画としては「マチェーテ・キルズ」の方がどちらかというと有名なのですが、私はマチェーテの曲の方が好みです。(というか内容がキルズより面白いと思う。)
メキシコ・ラテン・情熱・B級感・躍動感・暴力性という、監督の打ち出した映画の荒削りなイメージがそのまんま曲に出ていると思います。
マチェーテ・キルズのサントラもまた、それを若干ポップにしたという感じで、こちらはサントラ盤が出ています。
オープニング曲はどちらもマチェーテ・キルズのサントラ盤に入ってます。
どちらも似たようなオープニングですが、マチェーテ・キルズの方のアニメーションなどが キル・ビル (Kill Bill) を連想させます。
やはりタランティーノ作品と密接な関係にありますね。
でも、あれにも似てる・・・
と、思ったのがコレです。
続いて、マチェーテ・キルズのサントラで個人的にいちばん好きな曲を紹介します。
ロバートロドリゲスがギターを担当している Chingon というバンドの El Rey という曲です。
タランティーノとのコラボレーション
そしてもうひとつ、私の印象深い映画に グラインドハウス (Grindhouse) があります。
これは プラネット・テラーinグラインドハウス (Planet Terror) と デス・プルーフinグラインドハウス (Death Proof) の2本の映画と、4本の架空映画の予告編を合わせたものになります。
この架空の予告編から生まれた映画が『マチェーテ』なのですね。
デス・プルーフはクエンティン・タランティーノ監督によるものですが、ロバート・ロドリゲスとタランティーノは『フロム・ダスク・ティル・ドーン』などで共作するなど非常に仲が良いのです。
私は『デス・プルーフinグラインドハウス』の方を先に観たのですが、これは極めてわかりやすく展開もスピーディー、ラストはこれ以上なく爽快な映画ですぐ気に入り、サントラも入手しました。
一方、『プラネット・テラーinグラインドハウス』の方はストーリーと音楽があまり印象に残っていなかったんです。
女の人が意味もなくクネクネ踊りまくっている映画という記憶のみでした。
タランティーノ監督のデス・プルーフのラストで爽快に流れるのは エイプリル・マーチ(April March) の Chick habit です。
これはかの セルジュ・ゲンスブール (Serge Gainsbourg) 作曲で、かの フランス・ギャル(France Gall) が歌った Laisser tomber les filles のカバーですね。
エイプリル・マーチという歌手はアメリカ出身ですがフレンチポップスに影響を受け、英語とフランス語で歌っているようです。
さすがはタランティーノ、音楽のセンスが際立っているのが一発でわかります。
そして次にロバート・ロドリゲス監督のプラネット・テラーのサントラなんですが、全体に中南米的なねっとりとしたサウンドを持ちつつもB級映画のポップな親近感を感じさせる内容です。
ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)というフランスの音楽プロジェクトによる曲も入っています。
T.Rexなど有名バンドの曲の入ったデス・プルーフのサントラに比べるとよりB級感のあるサントラなんですが、なんとなく98年の映画『ワイルドシングス』(Wild Things)のサントラに似ていると思いました。
これはアメリカが舞台の映画なのですが、鰐が出てきそうな中南米ぽいねっとりした空気感が感じられるんです。
オタク受けしたアリータ
他にもスパイ・キッズ やシンシティ、エル・マリアッチ などロバート・ロドリゲス監督の映画を観てみました。
エル・マリアッチ はロドリゲス監督の最初の作品で、製作費7000ドルで撮られたもののようです。(当時でいうと80万円くらい)
たしかに見るからにお金はかかっていない映画でしたが、そのわりに意外と面白いなと思いました。
『スパイ・キッズ』はタイトル通り子供が主役で、ファミリーで楽しめる映画なので、金曜ロードショーなどでもよく放映されたようです。
以上のようにロドリゲス監督は低予算で映画を撮る名手のようですので、今回のアリータのように大規模な予算の映画に関わっていることで上手く行くか心配されていた面もありますが、今のところ順調な印象を受けます。(オタク受けしてる?)
期待しすぎていた人にはあれこれ詰め込みすぎた作品に見えてしまうようです。^^;
私としてはまた低予算のマチェーテみたいなラテン的B級感が抑えられない作品がぜひ観てみたいと思っています❗
(今回の記事で一体何回”B級”という言葉を書いたのでしょう^^;)
アリータ:バトル・エンジェル ALITA: BATTLE ANGEL
2019年 アメリカ 122分
監督 ロバート・ロドリゲス
キャスト
ローサ・サラザール(アリータ)、クリストフ・ヴァルツ(イド)、ジェニファー・コネリー(チレン)、マハーシャラ・アリ(ベクター)
内容(あらすじ)
数百年後の未来、山の中で脳だけが無傷の状態で発見されたサイボーグのアリータは、サイバー医師のイドによって新たな体を与えられ目を覚ますが、自分や現実の世界についての一切の記憶が失われていた。