以前にちょっと書いた天国でまた会おう (Au revoir là-haut)を観てきました。
Je me sens souvent mal à l’aise lorsque je regarde des titres et des affiches japonais pour des films étrangers.
I often feel uncomfortable when I look at Japanese titles and posters for foreign films.
フランス映画ならではの演出とセンスのよさ
予告編を観て面白そうと思うと同時に、邦題と内容の雰囲気が合ってないということで興味を持った映画でしたが、観てみるとやはり色々なギャップを感じました。
まず、ストーリー構成がちょっと複雑で、少々頭を使わないとついていけません。
原作はピエール・ルメートルによる人気小説です。
衣裳デザインなどでセザール賞をいくつか獲得しているため、仮面などのデザインセンスがとても美しく観ているだけでうっとりします。
戦争で顔の半分を損傷したエドゥアールがアルベールとパリに戻り、かつての上官プラデルに対し詐欺計画を企てるというストーリーですが、 アルベールがエドゥアールは戦死したことにして別の兵士と名前ごとすり替える辺りのシーンから複雑で、ただの映画ではない感じがしました。
ラスト、父親と再会したエドゥアールが身を投げるというところも、うーん、なんというか、もっと何回も観て、時間が経つほど色々噛み締めたくなるような映画です。
フランス映画ならではと言いたくなりますね、こういう映画は。
私は予告編を観たとき、音楽もすごくいいなと思ったのですが実際良かったです。
ベートーベンの第九が入ってました。
最も印象に残ったのはエンドロールで流れるテーマ曲です。
ミュゼットというかなんとなくジプシーやサーカス的な曲調で、衣裳や演出もそうなのですが、派手ではない小洒落たエスプリを感じました。
邦題もダメだけどポスターもダメね
それだけに、気になった部分が多く、といってもしょうがないことなのかもしれませんがポスターが本家本元と日本版で天と地ほどかけ離れています。
本元の方はシックでダークな中にも映画のイメージそのものが感じられるカッコいいポスターです。
一方、日本版のポスターは、映画の雰囲気とはかけ離れたキラキラしたファンタジーのようなデザインのポスターです。。。
本元ポスターにはいない少女が真ん中に写っていて、少女が中心の話に見えてしまいます。
相変わらずダメですね、日本の映画広告は。
とはいえ、ダークな時代背景設定ながらも台詞のフランス語を含め確実にセンスを感じさせる映画でした。
このように少し複雑なストーリー仕立てで美しいフランス映画をもっと観たいです。😊

天国でまた会おう AU REVOIR LA-HAUT/SEE YOU UP THERE
2017年 フランス 117分
監督 アルベール・デュポンテル
キャスト
ナウエル・ペレス・ビスカヤール(エドゥアール・ペリクール)、アルベール・デュポンテル(アルベール・マイヤール)、ロラン・ラフィット(ブラデル)
内容(あらすじ)
御曹司エドゥアールは、戦争中生き埋めになったアルベールを助けた際、顔に大怪我を負ってしまう。戦後二人はパリに戻るが、戦没者を賞賛する一方で帰還した兵士には冷たい世間に失望し、何もかも失った二人は人生を取り戻したいと国を相手に壮大な詐欺を計画する。