こないだ時間ができたので映画を観ようと思いました。
Le film dépeint l’héroïque Napoléon d’un point de vue anglo-américain et tente de décrire avec précision sa vie réelle.
The film portrays the heroic Napoleon from an Anglo-American perspective and attempts to accurately depict his real life.
んで、選んだのはナポレオン。
ベルばらだとマリー・アントワネットが処刑され、続けてアンドレもオスカルも死去した後の話ですね。
そう考えるとナポレオンの登場してからの時代劇って華やかさみたいなのにはイマイチ欠けるイメージがありましたけど、実際ビジュアル的にきらびやかな貴族の宮廷やドレスなどは登場しないシリアスな映画です。
池田理代子はナポレオンの(イケメン版な)漫画も描いていますけど。
ナポレオンと有名な妻のジョゼフィーヌ・・・あんなだったのか、まあ詳しくは説明しませんが、なかなかヒッドイ関係の描写でしたね。見るのもキツイっつーかw
エンディングでの音楽が重厚かつ壮大なクラシックだなぁと思いましたので、映画館でスマホ出して曲検索なんてしちゃいけないのかもしれませんけどGoogleとShazamでやってみたら、なかなかごっつい本格的なサウンドトラックが引っ掛かったじゃないですか。
このサントラはイギリスのコンポーザー、マーティン・フィップスが担当しています。
映画館で聴くとすごい迫力ですよ。
ホアキン・フェニックスって顔の印象からなんとなくすごく身長高いのかと思ってたけどそうでもないんですね。
ナポレオンが小男で身長ごまかしてたとかいう説をいろんなとこで見てたので、あれなんですけど、でも事実は168cmくらいで当時としてはむしろ平均より高いくらいだったということらしいですね。
髪薄くて小太りな感じを肖像画ではごまかしてたとか、胃潰瘍で胃が痛くていつも右手をポケットに突っ込んでたとかしょうもない伝説もたくさんあるイメージです。
馬に乗っている絵も有名ですけど、戴冠式の絵も有名ですよね。どっちもぱっと見はゴージャスな絵画に見えますけど。
当時は写真がなくて現代の加工アプリ並みに肖像画で勝負って感じでしょうからね。
ラストで、ナポレオンが吹っ掛けた戦争の回数が表示されます。ナポレオン戦争です。
フランスが戦争大好きでヨーロッパ中に吹っ掛けまくったという血みどろのイメージを創ったのは8割がたナポレオンぽいですよね。
アウステルリッツの戦いでは華々しい功績を上げ、ライプツィヒの戦いでは最大規模の戦闘を繰り広げ、ワーテルローの戦いではついに英国に敗れてしまったナポレオン・・・
このアメリカ・イギリス合作映画はフランス人からは酷評されているということですが・・・う~ん、なんかいかにも客観的視点を嫌うフランス人がしそうな対応というか、まあフランスではあまり人気ないでしょうねこの映画。
実に100名以上の役者がナポレオンという人物を演じたことがあるそうですが、ウクライナのゼレンスキー大統領もかつての俳優時代に映画でナポレオンを演じているんですね。
で、私がこれまでにDVDで唯一観たことのあるナポレオンがアベル・ガンスによる1927年のサイレント白黒映画のナポレオンです。
早送りみたいな速度のサイレント映画だからか印象には残っていないんですけど、ナポレオン役の俳優さん(アルベール・デュードネ)がなんと1889年生まれ!それエッフェル塔が出来た年だっての。Σ(・□・;)
というわけでフランスの気質を築いたうちの一人である英雄ナポレオンのフランス視点からではない映画を観た感想でした。
ナポレオン Napoleon
2023年 アメリカ 158分
監督 リドリー・スコット
キャスト
ホアキン・フェニックス(ナポレオン)、バネッサ・カービー(ジョゼフィーヌ)、タハール・ラヒム(ポール・バラス)、
リュディヴィーヌ・サニエ(テレーズ・カバリュス)、シニード・キューザック(マリア・レティツィア・ボナパルト)、マーク・ボナー(ジャン=アンドシュ・ジュノー)
内容(あらすじ)
1789年、自由・平等・博愛のスローガンのもとに始まったフランス革命。マリー・アントワネットの処刑後、混乱を極めるフランスで軍の総司令官に任命されたナポレオンは天才的ともいえる軍事戦略で皇帝の座にまで上り詰めたが、最愛の妻ジョゼフィーヌとの関係は微妙なものとなり、フランスを守るために始めた戦争はいつしか侵略と征服そのものになって彼をのめり込ませる。